11月、豊橋に行きました。
といっても計画して行ったものではなく、本来は前日に引き続き、名鉄のフリー切符で色々と駅を降りていくつもりでした。
この一文だけで何が起こったかがわかると思いますが、結局のところ磁気不良を起こしてモチベーションが無くなって豊橋に行くことにしました。ちなみに享駅は重原。
むかつく
豊橋の改札はJRの持ち物、磁気の死んだ名鉄のフリー切符も詰まらずに通過しました。むかつく。
豊橋といえば路面電車。現役で動く路面電車を見に行く前にまずは保存電車をということで3702号が保存されている施設へ…と言いたいところですが、
日曜日の子供向けの施設にカメラを持って20代男性が訪問するのはあまりにも不審人物なので断念。
で、1日券を買って電停を降りながら適当に市内電車の沿線をうろつくわけです。ちょうどこの日は運よく全形式が動いていました。
東田坂上、その名の通り坂の上です。
豊鉄謹製のバリアフリー・新型電車。今在籍している中で唯一の自社発注車っていえばわかりやすいわけで、そりゃ当然虎の子ですよ。構造の都合上運動公園前に行けないのが弱点。
赤岩口
構造上の問題で自社謹製の新型バリアフリー電車が入れない運動公園前、じゃあそこは永遠にステップ付きの床の高い電車に乗らないといけないかというと、そういうわけでもなく。そっち用のバリアフリー車も用意されています。
モ800形、岐阜市内線で一番最後に製造されて廃線まで顔でありつづけた車両です。もともと豊橋に1両、福井に2両譲渡されていたのですが色々あって豊橋に3両集結。改造して運動公園前に行けるようになってからはもう怖いものなしかもしれません。
赤岩口はT1000が、運動公園前へはモ800が担うことで全線でバリアフリー対応車を走らせることができたわけです。まあこの日は運動公園前に入らない運用でしたけど。
岐阜市内線では1500Vの鉄道線と600Vの軌道線を直通するため、複電圧仕様でした。そのランプが残っていました。今機能が生きてるかどうかはわかりませんが、渥美線とレール繋げて直通してもええんやで。
東八町
豊橋にやってきたトーキョーモン、3500形です。そこそこ近代的な見た目から釣りかけ駆動の重低音が響くのは車体更新車のたしなみ。東京に残った僚車は車体更新に飽き足らず近年足回りも更新してもはや原型が行方不明、サイボーグと化した模様。
東田
モ3200、これも岐阜市内線からやってきた豊鉄市内線で一番の古参です。冬は”おでん車”として活躍するのでこの何も装飾されてないスタイルはあまり無いんだとか。
見た目上は3ドア、ただし進行方向右前のドアの機能は死んでいます。
競輪場前
モ780、これも岐阜からやってきた奴です。岐阜の時は連結して軌道法の30mを越えない範囲で路面区間を走行したり、3両編成で鉄道線を爆走したり好き放題やっていたようですが、連結器を撤去された今では大人しく路面軌道を走るだけです。
こいつも3ドアですが、この3ドアはちゃんと生きています。この競輪場前電停で乗車するときもそうですが、朝ラッシュの降車でちゃんと活かしているんでしょうかね。
駅前
ICチャージ機が用意されているのはもちろんのこと、券売機で市内電車の乗車券と1日券を売っています。豊鉄は前払いで、しかも駅前の電停は始発なので往路に切符を買うメリットはあまり無さそうですが、復路の時に現金を出すよりは楽というのはあるかもしれないです。
ぼく自身は路面電車の電停も券売機を置け、現金で乗せるぐらいなら切符を売れ教徒なのでこういう施策は良いと思います。ICには敵いませんが、紙切れ1枚投入するだけで通過できる分現金とかQRよりは乗降が早くなりますからね。
将来的には券売機をタッチパネル化して開始時刻の指定できる24時間券を売り始めたり、コンビニの端末で24時間券を手配したりできるといいですね。