前回の続きです。
9/21(月)
この日も南稚内から始発で訪問。これ以上の連泊はしないので荷物をフル装備で持っていくことになります。
この日の天気も恵まれず、雨です。利尻富士は見えず。
上幌延
この駅は消えました。昨日この列車で訪問した安牛は2つ先、つまり間の南幌延は両隣の駅が廃止される形となりました。
ここも車掌車の駅です。色合いも含めて安牛とほぼ同じ。貨物合理化で大量に余剰が出てきた分を国鉄のうちに転用したんでしょう。さすがに民営化後清算事業団から買い戻して駅舎にするなんてこともないでしょうし。
たしかこの時あまりにも漏れそうでした。カバンの中の緊急トイレットペーパーを使うかと思っていましたが、まあ事なきを得ました。緊急トイレットペーパーを1ロール持っておくのは大事ですよ、ええ。
案の定、同業者がいました。当然のごとく、この後の稚内行きに乗り込んできました。
特急停車駅の幌延で降ります。南下します。
アスファルトに駅舎が反射するほどの雨、たまらねえぜ。むかつく。
稚内方向です。羽幌線は写真左手の敷地から出ていたのでしょうか。こっち方向から分岐していくとは思いませんでした。てっきり旭川方面から分岐(稚内~羽幌線で方向転換しない方向)とばかり…
この旅2回目の特急です。ぼくの使ってないほうのフリーパスは指定席に数回乗れることも相まって稚内~旭川通しの客はそっちに流れているようでした(しかも旭川乗り継ぎは合計で1列車扱いらしい)
音威子府です。実をいうと今晩はこの音威子府に泊まる予定で、駅前の宿の場所だけ確認していました。もちろんまだ朝でチェックインなんてできるはずもありません。荷物を置くにも微妙。
音威子府といえば黒いそば…ですが、駅の店舗はやっていませんでした。道の駅では食えるらしいですが、やっぱり駅で食べたかったとはおもいつつも、結局二度と駅で食べることができなくなってしまいました。
手前の1番線は有効長が短いことから、特急は奥の2/3番線に停車します。天北線があったころはここも不夜城だったのでしょう。
ちなみにここで10月分のフリーパスを買っています。多少の貢献です。
音威子府9:08→雄信内10:14
旭川を早朝に出てやってくる列車なのである程度覚悟はしていましたが、まあ窓側が一通り埋まるほど、普通列車なのに。
雄信内
消える(信号場降格)と思っていましたが奇跡的に残ってくれました。このボロボロ具合がザ・エモです。日常利用はしたくないですが。
これは、惚れます。夜に来たらどんな雰囲気になるんでしょうね。ヒグマとは絶対に出会いたくないですが。
雄信内12:07→14:09
北星
エモ・ザ・ステーション2連続。こっちは消えました。悲しいね。
北星といえばこの毛織★北紡看板、うれしいことにこれは保存されているみたいです。で、この待合室、扉の立て付けがまあ悪くて降りた同業者みんな外しては立て掛けてましたね。中にいたときに後ろから外れたときはびっくりした。
各位分かっている同業者で、かつ帰りの列車も必然的に同じになるのでうまいことタイミングずらしながら無人の写真を撮っていってました。5人ぐらいまでならこれで成り立つのがうれしい限り。
北星15:10→南美深15:21
南美深
明らかに豪雪に埋もれる覚悟をしている駅です。窓が無いのに加え、扉も臨戦態勢。知らんけど。
ここは消えました。たとえ美深の隣だろうと駅の周りに人家はほとんど無いのです。
駅は単純な板切れ。結局土盛りじゃなくても消える分には消えます。
奥に虹がかかっていますね。でも虹は雨のお詫びにしては釣り合ってないのだ。
ここから国道40号線へ抜け、昨日と同じ時刻のバスで北へ。同業者は当然います。
初野
ここは訪問当時も消える見込みではないみたいな雰囲気で、実際に生き残っているのですが、まあ時間に余裕があったので訪問しています。さっきの南美深と比べると柵が豪華になっています。デラックス板切れ。
駅舎はプレハブです。一応自転車止めが右においてます。冬場は使い物にならないでしょうけど
初野17:12→咲来17:39
咲来
17時43分。悲しいことに日没です。まあ、この夕暮れ時もエモなもので、駅名以外は。
ちょうど照明がつきました。タイマーか、それとも日照センサーか。世界が闇に進むなか、灯りのついたステーションは安心を感じます。
この日はここでおしまい。知る人ぞ知る脱獄手段、音威子府村営バスで音威子府駅へ無料移動です。まあバス乗り場がわからないということで評判ですね。
そのまま駅前のお宿。イケレ音威子府に宿泊。ネカフェこそ数あれどドミトリーは初体験。まあ、面白かったです。
行先かっけぇ~~~~~
この日はここまで。