8月の京成の後
・8月末の城端線
に向かってはいますが、大型旅行ではないので省略します。ごめんね。
で、次は9月半ば、宗谷本線の駅訪問です。この時は2021年春に消える駅の告示はされていませんでしたが、なんとなく消えそうな駅の噂は立っていたのでそれらを中心に訪問しています。
9/19 土曜日 0日目
当然のことながら、稚内は北海道の中でも極めていくのが面倒で、仮に千歳に着陸したとしてもそこから6時間以上かかるわけです。なので飛行機で直接乗り付けることにしました。千歳乗り継ぎだと都合が悪いので、羽田乗り継ぎです。
My flight #48 on #JetLovers: ITM > HND - another 251 miles in the air! https://t.co/79aSd2jmQb pic.twitter.com/oeVWI0LbgD
— シ頼戸内@ミリ7thday1現地day2LV (@setoutivrm) 2020年9月19日
My flight #49 on #JetLovers: HND > WKJ - another 689 miles in the air! https://t.co/bL7r9pw7p1 pic.twitter.com/2OzZQWvVHi
— シ頼戸内@ミリ7thday1現地day2LV (@setoutivrm) 2020年9月19日
もし今後ツイッターが死んだらこの記録も見えなくなるわけで、また僕をブロックしていてもたぶん見えないのですが、ANA20便と573便を乗り継いで稚内に乗りつけて居ます。どちらもA321neoで、全席にモニターがついてたり荷棚の所が青くおしゃれに光ったり、ミストが出てくる新しいやつです。
日本最北端っていうと割と国際的に不利になりそうな気がしてならない。ロシアに見せちゃダメ!
この日は南稚内の駅前の宿で一泊。翌朝の始発に備えます。
9/20 日曜日 1日目
南稚内。
緯度の高い北海道の朝は早く、9月であっても朝5時には明るくなっています。往年の夜行列車で乗り付けた朝もこんな景色を見れたんでしょうか。
有人駅で列車別改札なので改札内に入れるのは出発10分前、なので手短に済ませないといけません。逆に降りた時ものんびりしてると改札内に閉じ込められてしまうんでしょうかね。
南稚内5:24→安牛6:34
車内には同業者多数。この当時はHOKKAIDO LOVEフリーパスという全道・指定席まで乗れる切符も売っていたのでそれを使っている人が多かったように感じます。ぼくは前日ANAで乗り付けたのできた北海道フリーパスを利用していました。U25割引も効く以上こちらの方が安いので。
安牛
21年3月で消えた駅です。車掌車(ヨ3500?)を流用した駅舎ですね。同業者は僕含めて3人。まあこうなると思っていた(諦め)
廃止になる駅だからといえばそりゃそうなんですが、駅の周りには人家がほとんどありませんでした。土盛りのホームですが、どうもこれは板張りの駅よりもコストがかかるようで、そのコスト廃止基準になっているようです。
真ん中に同業者。暗黙の了解で各自駅舎だの駅名標だのを撮るときは避ける感じになっていました。そりゃそうだ。
安牛6:46→抜海7:51
南稚内→安牛で乗りあわせ、安牛までの各駅で降りていった人たちが例外なくこの列車に乗り込んできました。宗谷本線レベルで列車が少ない環境で駅訪問を行う以上訪問乗り継ぎパターンが限られてきて仕方が無いのですが、まあ笑っちゃいます。普通に翌日や翌々日にも同じ人を見かけますし。
抜海
宗谷本線最北の木造駅、そして無人駅でもあります。ここは自治体の維持管理を条件として奇跡的に生き残りました。ありがとう稚内市。
雲が低く、また撮影時点では青空であることでどこか現実離れした風景のように感じられます。実際、この駅には3時間ほど滞在する予定でしたが、その選択で間違いは無かったかと思います。
3時間の滞在をとったのは、近隣の抜海港へと訪問するためでもあります。数キロほど歩いて向かいました。もちろん歩いてる途中に雨に見舞われました。雨男は健在。
冬場になるとアザラシがやってくるみたいですが、それを見るために吹雪いた道を歩く度胸は僕には無いです。
抜海10:44→徳満11:10
この列車も、さっき見た人ばかり。
徳満
ここは消えました。木造駅舎や車掌車転用の駅舎が多い中、住宅用のプレハブを駅舎に使うのは珍しさを感じます。見た目が比較的新しげなのでタネになる車掌車が無かったのかもしれません(まさか本州各社みたいに駅舎を無くすわけにもいかないですし)
かつては右側にもう1線あったようですが、草に覆われていて確認はできませんでした。そしてこの駅ではずっと雨。抜海で降られて一瞬止んだはずなのに何故なんでしょうかね。
徳満11:22→稚内12:08
言わずと知れた宗谷本線の終点です。昼食をとるために駅近くの海鮮丼屋に行ったのですが、オペレーションが遅すぎて駅に戻ってきたのは発車3分前。危ないところでした。
美深
特急も止まることから宗谷本線の中では比較的大きな駅です。もちろん存続。駅2階には日本一の赤字路線として知られた美幸線の資料室がありました。そこを見てると廃止はやむを得ないだの、断腸の思いだのと書かれており、いわゆる廃止やむなし的な風潮になる他特定地方交通線とは一線を画して、マイレール意識が強いことが感じ取れます。駅舎の上の鐘も美幸の鐘という名前ですし。
ここから国道40号線まで出てバスで移動。
美深16:15→西里4線16:21
紋穂内
バスでワープして駅訪問数を増やす思想は当然誰もが持っているわけで、西里4線で降りた同業者はぼく含めて3人、みな同じ方向に歩いて同じく紋穂内の駅に到着。もうあきらめるしかない。ちなみにここの駅は消えました。
駅の印象ですが、これでもかというほど蚊が多かったことに尽きます。環境そのものは周りの駅と大差ないのにここだけまとわりついてきて、蚊取り線香が欲しくなるぐらいでした。もう痒くて仕方がなかったです。
紋穂内17:16→豊清水17:30
豊清水
紋穂内の同業者は降りず、また別の同業者と降りてきました。この駅は廃止されたものの、列車交換機能は生かされ、信号場としてはまだ現役です。実際、駅前にあるのは廃墟だけで人の生活を感じることができませんでした。
駅から遠く見たところにキタキツネがいました。野生のキタキツネは実はお初なので驚きました。距離が離れていたというのもありますが、もし近くにいたとしてもエキノコックスという疫病を持ってるので絶対に触ってはいけません。
ここも土盛りのホームです。信号場となった今はこのホームも多少切り崩されてしまっているのかもしれません。
豊清水18:10→名寄19:04
名寄
名寄に来た理由は他でもなく、夕食です。南稚内で連泊しているとはいえ、明日も始発なので早めに飯と酒を入れておく判断をしました。
駅近くの居酒屋で飲みまくり、疲れた体も相まって完全にダメ人間化。よく帰りの特急に乗れたと思います。
名寄21:03→南稚内23:43 特急宗谷
酒が回って完全に寝てました。よく南稚内で起きれたこと。
で、南稚内についてホテル「ニューチコウ」に連泊。町そのものは晴れてはいるものの遠くの稲光で空が光るのですごく不安になった記憶があります。
今日はここまで。