新しい風に乗って

駅を訪問したり保存車を訪問したりする方のブログです。

世界遺産は心静まるマウンテン

大手私鉄の中で、完乗していない会社が3つあります。阪急、南海、西鉄。この中で阪急と西鉄は5割は乗っているものの南海はなんと天下茶屋~なんばの1%…そこで、ちょっとこれはマズいなあということで、また高野山ケーブルが車両更新で運休する前に乗りに行こうと思い、乗ってきました。

いろいろと考えた結果、和歌山電鉄も乗ることになり、となると和歌山に行きたいので夜行高速バス「サウスウェーブ」を選択。和歌山バス成田空港交通の共同運行で、和歌山バスは2列のシートと3列のシートの混成で興味があったのですが、日程の都合上成田空港交通便に乗車。京成上野から和歌山駅へ。開放休憩とコンセントがありませんでした。

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定刻より30分以上早く和歌山駅到着。

 和歌山

f:id:setoutivrm:20181106070154j:plainちょっと前に来た時は西口で降りたので東口は初です。早速券売機で貴志までの切符を購入。しかし改札に入ると1本前に伊太祈曽行きがあることが判明。乗ってしまえば伊太祈曽→貴志買いなおしになってしまうので、悩んだ結果見送りました。

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2700系。運転台寄りのドアは片開きで連結面寄りは両開き、富士急や阿武隈急行に似たような形態の車両がいた気がします。内装は水戸岡。比較的早期の改装のためか大人しい水戸岡って感じでしたが、すれ違う他列車がとてもやかましい水戸岡で…

この列車も水戸岡ご自慢の棚を椅子代わりに利用している学生も。やっぱり通勤車にこのデザインは…

 

貴志

f:id:setoutivrm:20181106080955j:plainネコです。たま駅長というので有名ではありますが、平日朝なのでいませんでした。もちろん駅のグッズショップとかも全部やっていません。土日は違うんでしょうね

 

ここから和歌山駅に戻り和歌山線橋本駅へ…と言いたいところですが、それをやると大幅なタイムロス。ここで貴志駅近くのバス停から和歌山線に抜けます。

駅から坂を下ったところの貴志駅下というバス停からコミュニティバスで移動。時刻表が平成22年から更新されていないようでしたが、ちゃんと来てくれました。

 

打田

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コミュニティバスは打田駅西というバス停に止まるのでそこから200mほど歩いて打田駅へ。この駅は総合病院の近くにありポテンシャルは高いのですが、跨線橋にはエレベーターも無くやる気は無い模様。

117系が来てくれると嬉しかったのですが当然105系で橋本へ。

 

橋本

f:id:setoutivrm:20181106101105j:plainJRと南海が隣同士ではありますが、なんと改札は別。駅舎の方にはJRの改札や窓口しかなく、南海利用者は自由通路とJR改札内で分けられた跨線橋の上にある南海窓口で切符を買う必要があります。ここで今日の南海のチケット「京都みやこ人1dayチケット」を購入。この切符は発売場所で南海の利用可能区間が異なっており、大阪近辺では南海が全線乗れるわけではないのです。そのためわざわざ橋本まで来て買ったのです。

まずは高野山の方へ向かいます。乗ったのはこれ

f:id:setoutivrm:20181106101549j:plain17mで2両編成が組める狭軌の車両ということで、引退する暁には地方私鉄の争奪戦になるような気がしますが、果たしてその時代まで残っている地方私鉄がどれほどあるのか、そして南海が手放すのがいつなのかを考えると難しい気もします。

極楽橋でケーブルに乗り換え、高野山へ。

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この車両がもうすぐ引退なので至る所にそういう案内がされていました。

 

高野山

f:id:setoutivrm:20181106111731j:plain世界遺産の玄関口ですね。ここから弘法大師が開祖したことで有名な金剛峯寺へはバスで専用道を経由して向かうことになります。大多数のケーブル利用者はそのままバスに吸い込まれていきましたが、ぼくはもちろん折り返します。

 

極楽橋

f:id:setoutivrm:20181106113822j:plain駅関連施設以外に周りには建物はありません。高野山ケーブルが長期運休の際には橋本駅から高野山駅まで直行の代行バスで観光客を運ぶようで、その際にはこの極楽橋駅も誰も来ない秘境駅になってしまうのでしょう…

 

今日はここまで。