事あるごとに乗りつぶしを進めている私ですが、関東地方には残している路線が2つありました。東京都の御岳ケーブル、神奈川県の大山ケーブル。2路線ともそこそこの距離があり、単独で往復するのは難しいものです。フリー切符を使う場合、前者は休日お出かけパス、後者は丹沢・大山フリーパスAという切符が代表的ですが、このうち利用可能日の少ない前者…つまり御岳ケーブルを先に乗ることにしました。
というわけで、中央線・青梅線を乗り継いで玄関口となる御岳へ。
御岳
なんかいろいろ邪魔ですが。駅舎は線路に対して2階分ほど低いところにあります。
ここで駅近くのバス乗り場から西東京バスでケーブル乗り場へ。道中2台ほどバスが待機しており、御岳駅側で待ち客が増えた時には随時送りこんでいるように見えました。
滝本
バスを降りて道路をすこしのぼるとこの景色。山の中にこんな大規模な鉄橋を構えているとは思いませんでした。
車両。京王グループなんですね。どことなーく京王線の8000系に見えたり見えなかったりします。本数自体は少なくはないものの座席が全て埋まる程度の混雑。
御岳山
この日は駅から展望台へ向かうリフトは運休でした。リフト含む索道は乗りつぶしには関係ないのですが、基本的に乗る人なので少し残念。
で、ここから御岳神社本殿までは暫く歩くのですが、そんなことはお構いなしに次のケーブルで降ります。ごめんね。
ケーブルで降り、御岳駅まで戻り、そこから奥の方へ向かいます。青梅線の末端部分の全駅利用をしておこうという魂胆です。
乗りつぶしの点から以前にも来たことはあるのですが、駅舎から出なかったので再訪問です。奥多摩工業の工場がすぐそばに構えている駅ですね。駅の裏には、その奥多摩工業の工場の中を突っ切る一般道があるみたいなんですけれど、道を間違えて行けずじまい。
「鳩ノ巣駅」と書かれている右の部分にはハトのイラストが描かれていました。安直ですね。ただ駅の中は梁とか案内板とか蜘蛛ノ巣まみれでした。虫は嫌いです。
白丸
駅の順番が滅茶苦茶だと思う方もいらっしゃるかと思いますが、全駅利用の定石として有名な、単線の上下列車を有効利用する方法を用いています。そのため、行ったり来たりを繰り返しているのです。
この白丸駅、駅の真ん中にある謎の物体は待合室なんですね。白い丸(実際は球ですけど)の待合室…まあなんとも安直な…
そしてここにはカメラを構えた人間がいました。写真の右側ですね。きっと撮影地なんでしょう。しばらくすると何の変哲もない回送が通過。これが目当て…のようには見えませんでしたが…?
古里
上下線の真ん中に1線ほど留置線があり、白丸で遭遇した回送が留置されていました。
北口と南口があり、写真は南口。ここまで訪問した駅舎は築20年以内の新しめな感じでしたけど、何か集中的に建て替えたりしたんでしょうか…あるとすれば四季彩のあたりだと思うんですけど…
ここから時間があるので歩いて隣の駅を目指します。歩く区間は列車の本数と地図を見ながらある程度事前に目星をつけています。google先生の所要時間と、15分ほど駅の撮影時間を加味した時間を判断材料にしています。
川井
古里駅から1.8kmを23分で到着。実際には途中にコンビニに寄っているのですが、google先生の求めた所要時間とだいたい同じぐらいでした。
この駅は位置情報で殴るゲームの都合で利用したことがあるのですが、これも駅舎とか撮影してなかったので再訪。当時はここからレーダー飛ばして奥多摩をチェックインしてました。ええ。
駅前にMAXコーヒーの自販機がありました。こんな場所までわざわざ補充してくれるんですね…
特に言及はしません。
ご存知かとは思いますが駅前には商店と自販機があります。はい。
先の駅間歩行で疲労が溜まったので自販機でアクエリアスを購入。
沢井
橋上駅舎…というよりは跨線橋に申し訳程度に駅機能がついているような感じです。屋根部分がお寺にありがちなデザインになっていますね。ご丁寧に宝珠まで。
古い写真を見ると軒下の白い部分には駅名が書かれていたようなのですが、真っ白になっていました。南口で直射日光を受けすぎたのでしょうか。
ここから次の駅に向かう途中、寝落ちして青梅駅に連れ戻されました。これで30分のロス。つらい。
二俣尾
というわけで寝落ちして戻ってきた駅。ここも沢井よろしく橋上駅舎に申し訳なく駅設備がついている感じ。古い写真を見るとポストの裏あたりから大樹が出ているのですが、株だけが残っていますね。
ここから隣駅まで歩きます。
街道から少し奥まったところにあり、地図を何度か確認してたどり着きました。駅前の樹木がのどかさを醸し出しています。駅の中には先ほど白丸で見たカメラの人が休んでいました。撮る方はわからないのですが、この近辺に撮影場所でもあるんですかね?
ここから電車に乗ったところでまた寝落ち。起きたらやっぱり青梅。また30分のタイムロスです。なーにやってんだか。
漢字だけ見ると宮崎県にありそうな感じですが、読みは「ひなたわだ」なんですね。駅前にバス停があり遅れを挽回できるかなーと思って時刻表を見たら、なんと平日1本だけの運転でした。ケーブルの送りこみ路線でした。
ここは沢井や二俣尾のように跨線橋に申し訳程度に駅設備をつけた…というわけではなく、まず駅に直結する跨線橋があってその南側に待合室と駅設備がある建物を建てた感じです。駅の前にマンションがあるのですが、隣の青梅よりは都心直通が圧倒的に少ないこの駅だと大変さが違うんだろうなーとも思ったり。
これにより都内最後の未乗路線であった御岳ケーブルの完乗と、青梅線の青梅から先の全駅利用を達成しました。