改札を出たら目の前に商店街という駅は全国探せばそれなりにあるが、駅直結どころか、もはや商店街に入居している駅はここぐらいかもしれない（さすがに地下駅の階段とかはノーカンにしてほしい）
駅を出て振り返ってびっくりした。これただのテナントじゃん。
商店街の、いわゆる道路の進行方向に向かってカメラを向けてみる。普通、商店街に対して線路は直交しがちである。たとえ線路が高架だったとしても、商店街が分断されている違和感はなんとなくわかるものである。
しかして、ここ千林はそうじゃなく、商店街に平行して線路があるような雰囲気になっている。なので道路に沿ってみればごく普通の道なのである。
駅舎もここから見るとパチ屋の一種に見えてくる。
改札口。京阪の複々線は歴史が古い、この千林も戦前には既に複々線、つまりは4線用意されているわけだ。線路部分で大きく手入れをしなくてよかったからなのか、所によりレトロなモノが混ざっているわけである。コンピューターのほぼ無い時代に作られた構造、当然安全率も高めに見積もられている、ちょっとやそっとじゃ倒壊するなんてこともないはずだ。
複々線、内側2線が優等列車用、外側2線が鈍行用。鈍行側にしかホームは無いので解放感はある。ホームとホームの間が広く空いておる。
