青森の人には申し訳ないのだが、青森駅というのは個人的には途中駅の印象が強い。駅は行き止まりなんだけれども。
新幹線の開業する前、東北本線にしろ、奥羽本線にしろ、18切符や北海道・東日本パスではるばる在来線を北上してきた身分としてみれば、確かに青森駅は終点ではある。けれども、ここに滞在するなんてことはなかった。多くても駅の滞在は1時間程度、必要な物資を調達して次の列車に乗り換えていくだけだった。それがスーパー白鳥であり、はまなすだった。
今こそJR東日本単体で見れば2方向分岐だけれども、当時は3方向分岐、次の駅が書かれてない駅名標だってあった。
さて、新幹線ができた。ようやく青森駅は僕の中で途中駅から終着駅になるかといえば、そうでもなかった。
スーパー白鳥、はまなすが新幹線ではなく津軽海峡フェリーに変わっただけで、青森駅は依然として途中駅だった。
駅舎が消えた。
むしろ、フェリーを使い始めてから悪化した気がする。今までも7時とか22時のような朝と夜にばっかり訪問する駅だったけれども、フェリーを使い始めてから5時とか0時になった。なにより港まで歩いても時間が余って仕方が無いのだ。
知らん通路ができていた。
次に来るときはどうなるだろうか、たまにはのっけ丼食いたい。