新しい風に乗って

駅を訪問したり保存車を訪問したりする方のブログです。

JR西日本_因美線:那岐駅

智頭土師那岐

智頭土師那岐

思わず口に出したくなるようなとても語呂の良い3駅、その中の3駅目、那岐。

因美線の智頭~津山は陽陰連絡のメインルートから外れて放置プレイされた恩恵か、いろんなところに古い駅舎が大変よく残っている。この那岐に限らず、隣の美作河井、さらにその先の知和だってそう。その中であえて那岐をピックアックした理由、それは上記2駅よりもマイナーな気がするからだ。

 

今でこそローカル輸送に徹しているが、かつては岡山と鳥取を結ぶ急行列車が走っていた。この那岐の駅でも写真でわかるように交換が可能、当時はまだテクノロジーとは程遠い時代のことである。ゆえに通票、いわゆるタブレットの通過授受が行われていた駅でもある。しかしどうしてだろう、この駅でのタブレット通過授受というと妙に不安に感じてしまう。タブレットは駅員が持っているか、あるいは駅のスタンドに据え付けられているはずなんだが、何故か脳裏に落下する光景が目に浮かんでしまう。

 

先の写真から振り返るとこうだ。2枚の写真を見てもらえばわかるように、向かいのホームはちょっとだけズレて配置されている。これもタブレット交換の都合なのかもしれない。そしてこちらのホームは先端にいることになる。真ん中にある標識より先に列車は止まることはない。ましてや非常ブレーキを掛けたり鉄道マニアが非常ブレーキをかけた列車に向かってお届け物をするなんてこともない。

味のある駅名標が用意されていた。やはり時代から取り残された路線。こんどまたディスティネーションキャンペーンで賑わうことになろう。