2020年3月、山陰の西のほうに行きました。
グッドモーニング山陰。ハローサラダエクスプレス。阪神バス・石見交通の大阪→津和野線に乗車。この日は益田で全員降りたらしく、このまま表示を回送に切り替えて去っていきました。
益田
夜行バス特有の気だるさから逃げられないまま撮影。広島にいたときに何度も通ったりはしていますが、それはあくまでも乗り換えの話。駅舎を見たのは5年前に1回ぐらいでしょうか。駅裏のサティか何かで食材を買ってお宿に泊まった記憶があります。
奥に見える建物が前の時の宿ですね。ボウリング場がホテルの中にあります。
一応は3方向から路線が集まって、運転系統も一部を除き分割される駅。側線もそこそこ持ち、入れ替えがあったりします。
益田7:02→本俣賀7:08
本俣賀
本命は山陰本線ですが、ちょっと時間が合わないので山口線を1駅。本俣賀です。ホームの見た目だったり1線だったりと、比較的最近に設置されているように見えます。住宅もそこそこ近くにありますし。
この頃から巷で噂のウィルスが日本でも蔓延し始めて、駅の一斉遠隔自動放送でも注意喚起が流れ出していました。ただ、この時点では減便とかそういうのはなく、どちらかといえば来週のダイヤ改正の準備って感じでした。
本俣賀7:21→益田7:28
益田7:50→江崎8:15
江崎
おはよう、逆光。北向きの駅舎とポンコツなユーザーのハイブリッド。
まだここは昔の駅舎が残っていました。窓口も委託で残っているようですが、この日この時はお休み。さすがに平日じゃないと厳しいですよね。
駅構内です。2面2線ですね。ただこの左側のホーム、アクセスするための連絡通路がないんです。実質的には駅舎側の1線で上りと下りの両方をさばいています。写真左のホーム奥によくみるとかつてこ線橋がったかのような土台が残っており、過去の栄光を感じることができます。
江崎8:15→飯浦8:31
まワ晒 pic.twitter.com/1ZUHv1uXtF
— 瀬戸内 (@setoutivrm) 2020年3月6日
飯浦
駅舎なんてなかった。
1年ほど前までは江崎同様の重厚な木造駅舎があったようですが、今は御覧の通り。地面はまだ整備できていないのでしょうか?
駅は集落より高台にあるのでこうやって見る分には秘境駅のようにも見えます。実際はそんなことはなく、駅からのスロープを降りれば集落の中ですし、バス停も近くにあります。
次の列車が来る前に隣の駅へ。この頃はまだ感染に呑気な感じでした。
爺「どこから来たんや?」
我「大阪からです。」
爺「こっちに親戚おるんか?」
我「いないんですけど駅をめぐってるんです。」
爺「おぉ、そりゃ大変じゃのぅ。」
もちろんマスクなし。たった4か月でこうも生活が変わってしまうとは。
バス停から歩いて200m弱、駅に到着。JAの施設と併設になっています。なんとATMまでついているので万が一財布を落としたとしても安心ですね。
嘘、当たり前だけどキャッシュカードがないとダメ。財布を落とすのは救いがない。
こ線橋から。ここは交換設備が生きています。むかしは幹線でキハ80とか長大普通客車列車が闊歩していた路線、そして瑞風も10両で乗り入れる路線。さすがに有効長は十分です。
右側のホーム、電柱が線路と反対側に少しだけ寄せられていますね。かつては右側にももう1線あったようです。撮影時はレールこそ残っていたものの分岐器や信号は撤去されていました。
戸田小浜9:43→東萩10:43
東萩
東萩のほうが萩市街の玄関駅になります。先の瑞風もそうですし、駅前には新山口からの特急バスとかも停車します。観光案内所とかも併設しているので、完全に拠点です。列車本数だけがお察しなだけです。
悲しいなあ pic.twitter.com/tXU9tQVTeB
— 瀬戸内 (@setoutivrm) 2020年3月7日
15分ほどあるいて市街中心部の萩バスセンターへ。ここから東京直通が出てるんですって。恐ろしい。
列車が無いのでバスで移動です。鉄道はたぶんトンネルで越えてるところを峠を攻めていきました。しんどかった。
ここも駅舎から出るのは7年ぶりぐらいな気がします。そして天候で察しがつく通り、雨が降り始めました。どうして。
仙崎行きが発着していたかつての0番ホーム、めちゃくちゃ鳥居が立っていました。詳しくはわからないのですが、元ノ隅稲成神社を意識しているのでしょうか?
長門市12:55→特牛13:38
GRANDE VIOLA HIROSHIMA(偉大なる紫 広島よ)
— 瀬戸内 (@setoutivrm) 2020年3月7日
GRANDE VIOLA HIROSHIMA(偉大なる紫 広島よ) pic.twitter.com/1lZ52ElWMA
特牛
難読の駅として有名すぎる駅ですね。もう逆に市民権得たぐらい。このまま日暮里レベルの市民権を手に入れてほしい。
待合室には猫がいます。
猫カフェは営業用可愛さを出してるので好きじゃないのですが、こういう駅に住んでる猫はたとえ飼いならされていたとしても好きです。天才👏
特牛→滝部 徒歩 キャンセル
これはよくない!!!!! pic.twitter.com/ZkY6Yfi4AK
— 瀬戸内 (@setoutivrm) 2020年3月7日
天国か? pic.twitter.com/uPxTUc0QYA
— 瀬戸内 (@setoutivrm) 2020年3月7日
歩くのをやめて猫と戯れることにしました。
戯れには犠牲がつきもの pic.twitter.com/yMgI73MjKB
— 瀬戸内 (@setoutivrm) 2020年3月7日
特牛15:12→長門粟野15:25
集落の中に駅があります。駅名看板がすごく面白い位置にありますね。
こ線橋から。見てわかる通りホーム右側はすでに線路が一部撤去されています。このパターンだと近いうちにホームから駅舎へ直通するスロープが設置されそうな気がします。そうなったら撮影しているこのこ線橋は間違いなく解体ですね。 また、写真手前すぐのところに踏切があるので、駅舎もついてに解体してホームから道路への直通スロープを作る可能性も十分あります。近いうちに大きく動きがありそうです。
長門粟野15:50→阿川15:58
阿川
ここはご覧の通り、リアルタイムで駅工事中でした。右側の直方体が待合室で、運用中、左側はこの時は工事中で、店舗になるようです。下水的な配管があったのでこの時はトイレか何かだと思っていたのですが…
まあ、おしゃれ。
阿川16:21→伊上16:36
伊上
駅ホームの居ぬき物件みたいな駅です。実際に屋根を使いまわすとしたら傾斜が反対方向になるのでこのデザインの駅舎?なんでしょうけど、ある意味合理的ではある。
そしてこれ、駅の近くに残っていました。これはつまり貨物側線があったということなんですけど、実際取り扱いはあったんでしょうか…?
伊上→小串→下関
下関
ここでおしまいです。というわけで下関。駅入り口の三角は前の駅舎のリスペクトです。通り魔があったうえに放火で全焼しましたけど。
正直、この駅で何度も黄色い例のアレと白いあいつ(たまに銀のやつ)を乗り継いできた身分ではあるんですけど、夜に来たことはないんです。来るのはいつも昼から夕方。そう、違和感しかない。あらためて見るとエモい。
というわけで今日はここまで。