閑話休題。旅行に行くときの荷物の話。せっかくなので書いておこうと思う。
ぼくは基本的にはリュックサック1と、ショルダーバッグ1の構成だ。1泊だろうと、7泊ぐらいでも、基本的にこの2つだけで完結する。この2つにプラス1をするときとなると、それこそ特別な荷物が必要な時ぐらいだ。具体的には、コミケなど即売会の搬出入でテーブルクロスなど、サークルスペースを仕立てるための道具が別のカバンとして加わる。
このリュックサック1とショルダーバッグ1の構成は、うれしいことに機内に預け入れることができるサイズだ。これによって到着後にバゲージクレームをする必要も無い。そしてだいたい7kg以下なので追加料金をとられることもない。ショルダーバッグは「身の回り品」として基本的には機内持ち込み個数の範囲外だ。
ではこの荷物、どういうモノが入っているのかを書いていきたい。あくまでも僕個人が必要だと思っているものを入れているので、他人によっては全く必要でないこともある。まずはショルダーバッグからだ。
ショルダーバッグ
・カメラ
いいこと:写真が撮れる
わるいこと:高級品
駅の写真を撮るためには必要不可欠だ。オタクにそそのかされて24-70mmのレンズをつけた一眼を突っ込んでいる。基本的に駅を撮るだけならこれだけで十分、もし望遠レンズが必要になったら別の場所への移動を考えるかもしれない。
悪いこととしては6桁価格の高級品で、正直なところ一番管理に注意しないといけないことぐらいだ。
・鍵
いいこと:家の防犯対策
わるいこと:金属
家の戸締りをした後、鍵を入れておく。メインポケットではなくサブなので、迂闊に金属部分がカメラのレンズに触れることもない。
悪いこととしては、時々保安検査でおや?と止められる程度だ。
・収録機器
いいこと:録音できる
わるいこと:コードまみれ
現地で電車の放送を録るために必要だ。ICレコーダーと、ピンマイク、そしてガンマイクの3点をメインポケットの余ったスペースに突っ込んでいる。
悪いことは、コードまみれになること。カメラを取り出す際に引っかかって不快になることがある。
・モバイルバッテリー
いいこと:万が一の時に充電できる
わるいこと:ケーブル持参が増える
携帯のバッテリー対策で持つ。10000mAhのモノを1つです。リチウムイオンなので預け入れができず、基本的に手荷物に入れることを考えてもこのショルダーバッグに突っ込むのがベストと判断。
悪いこととしては、このバッテリーがmicroUSBで、今の携帯がTypeCなので2種類のケーブルを持参しないといけないこと。
・(国内の場合)財布
いいこと:取り出しやすい
わるいこと:カメラが出せない
国内旅行の場合は財布をこっちにいれる。これは国内旅行では様々なポイントカードやICカードのの世話になることがあり、取り出しやすさが重要だ。あと、そこそこ治安がいいので盗まれる可能性も低い。
悪いことは、これを入れるとショルダーバッグが限界で、カメラを取り出すために一度財布を取り出さないといけなくなることだ。困った。
リュックサック
リュックサックは重要性の低いもの、ショルダーバッグに入らないモノを入れる。
・きがえ
いいこと:衛生的になれる
わるいこと:かさばる
清潔であるためには必要。季節と泊数に応じて変わってくるところ、シャツとパンツは2~3枚、ズボンは1枚、タオルを2枚ぐらいを持参。そして夏も冬も、基本的に上着が必須。そりゃ夜行バスやネカフェみたいな温度調整がまんざらにできない場所で泊ることもあり、体温調整の便宜を図るためには長袖は必須となる。
悪いことは、単純にかさばること、カバンの7割ぐらいを占めてしまう。これもなかなか厄介
・充電セット
いいこと:充電できる
わるいこと:金属
カメラ用の充電器、USB充電器、USBケーブル2本、あと国外なら変換プラグ、基本的にコンセントがある場所でしか充電しないので、そういうところで都度取り出す運用。USB充電器は2口なので携帯とモバイルバッテリーの両方を充電ができる。限られた口数でこれは美味しい。
欠点は、これもまたコードなのでカバンの中が汚いことになる。
・ドキュメント
いいこと:携帯が死んでもなんとかなる
わるいこと:雨降ると終わる
予約手配書含め、旅行で必要なeチケット控えをほぼ全て印刷すること。これは万が一に携帯を紛失したときに最低限宿を確保するための意味合いで印刷している。国内は正直言葉が通じるし、なんならフロントで自分の名前を通じればいいので不要だけれども、海外では必須になる。
欠点は、天候に依存すること。雨に濡れたら悲惨なのは言うまでもない。
・折り畳みハンガー
いいこと:洗濯を干せる
わるいこと:あまり使わない
洗濯を干すときのために折り畳みハンガーを1つ持参している。タオルをかけることはできないが、これが大きいのは夏場の駅訪問。地方ローカル線の駅を訪問するときは基本的に駅間の歩行が伴うが、折しも炎天下、数限りあるTシャツがすぐに汗に満たされてしまい、到着した駅で次の列車までの時間に不快な思いをすることが多々あった。このハンガーのおかげで、駅到着後即時着替え、また濡れたシャツをその炎天下の力で感想させることができる。
その目的上、冬に使うことはほとんどない。これが悪いところだ。
・トイレットペーパー
いいこと:紙が無いトイレでも用を足せる。
わるいこと:ちょい臭い
地方のローカル線を訪問するとき、特に問題になるのがトイレの整備が悪いこと。紙が無いという悲惨な事故を防ぐためにトイレットペーパーを1ロール入れている。オーバーかと思うかもしれないが、実際にこれが役に立った例が多々あるのが困るところ。海外でも役に立った。
悪いこととしては、いくらビニール袋を囲ったとしてもちょっと匂う。なるべくは開封したくない。非常時用の装備だ。
・折り畳み傘
いいこと:雨の対策ができる
わるいこと:濡れた後の処遇に困る
結局、雨具は必須だ。いいこと、わるいことは説明の通りだろう。こちらはビニール袋に入れておらず、雨が降った後に晴れてしまった場合は暫く濡れた傘を左手に引っ掛けながら旅することになる。
・大型時刻表
いいこと:リカバリが効く
わるいこと:重い
結局大型時刻表は鉄道旅行に必須だ。まず見やすいし、なんならすぐにリカバリ案を立てることができる。これは多分スマホではできないと思う。大型時刻表を持ち込む理由は、単純に3月に1冊買うだけだからだ。時刻表は汚れるほど勲章になる。
わるいことは、大型時刻表なのでとにかく重い事だ。これが無い時の旅行はそれだけで肩が楽になる。
・iPadセット
いいこと:時間つぶし
わるいこと:かさばる
iPadとApplePenと充電器のセット。とにかく時間が余った時に文字書きとお絵描きができるように。これ多分本領発揮するのは長距離航路だと思う。
悪いことは、かさばること。そして保安検査のたびに都度取り出すのがめんどくさいこと。
・(海外)パスポートと財布
いいこと:管理が安全
わるいこと:カバンごと取られたらおわり
リュックサックの中にチャック付きの内ポケットがある。ここにパスポートと財布を突っ込んでいる。都度取り出すわけではないからである。じゃあ、どこで金払うかというと、支払いクレカと当座の紙幣を一部ズボンのポケットに突っ込んでいるのだ。金を持っていない雰囲気を醸し出すたびにこれをやっている。
そういう感じだ。