身延線の中で今まで利用をしたことがあるのは3駅で、甲府、入山瀬、富士。このうち駅名標と駅舎とをちゃんと撮影しているのは甲府のみなので、それ以外の2駅も利用します。
※全駅利用のルールは過去記事参照
甲府側からじっくり全駅攻めていくことにします。
というわけでネカフェから3km歩いて始発が発車する前に南甲府にやってきました。なぜここから始めるかというと、今回使う切符「休日乗り放題切符」が買える甲府近辺の駅だからなんですよね。
まだ始発が来る前で、留置線には数編成止まっていました。
さっそく隣駅、甲斐住吉に到着。まだ暗いですね。そこそこ住宅街の中で、駅入り口には自転車が20台近く放置されてました。
甲斐住吉5:51→金手6:00
金手
まだ暗いですね。ここは中央本線と並走しているものの駅は身延線側しかありません。計3線でホームは1線だけって、なかなかいい感じじゃないですか。
ここから歩いて善光寺へ。
駅は築堤の上で、そこそこ見晴らしもよく、遠目に中央本線を見ることができます。ちょうど朝一のふじかわが来たので動画で撮影し
反対側は写真で。富士山がきれいですね。
ちょっと先に進んで小井川。1面1線のなんともない駅ですが、駅のすぐ近くはリニアのルートなんですね。今は目立った工事はしてないんですけど、10年後の景色は果たしてどうなってるのでしょうか。でも接続駅ではないんですよね…
ここから歩いて東花輪。この時間は放射冷却なのか一番寒く感じました。
花輪って聞くと東北にありそうな感じですけれどね駅舎は古いままですが駅前のバス乗り場ぐらいまでは整備されていました。
東花輪7:42→国母7:50
国母
島式1面2線で、駅の端に構内踏切があって駅舎と繋がってるタイプで、南甲府、東花輪と構造は同じです。ただこちらは側線はありません。駅舎も必要最低限ですね。
こういう駅だとだいたい諦めはついてるんですけど、トイレが無いんですよね。ここの近くの公園でトイレを借りました。
国母8:03→芦川8:27
芦川
道路が駅と段差なく直結する、ある意味では究極のバリアフリー駅です。待合室も扉なんてものはなく、やっぱり寒いので駅で軽く運動して温めました。
芦川8:55→常永9:10
さっきの国母と駅構造も駅舎も似た感じなんですけど、まとめて作ったりしたんですかね。違いといえばこっちの駅には待合室にベンチが無くてただスペースになってしまってることと、駅の下に小さな用水が流れているぐらいでしょうか
危うく寝過すところでした。停車中に起きたからよかったものの下手に逃がしたら翌日巡る駅が1つ増えてしまいタイムロスになるところでした。
駅は高台にあり、まわりへは降りていくことになるのですが、近くに歌舞伎文化公園というものがあるそうで、時間の都合行けなかったのですが、これはやっぱり市川の地名が苗字と関連してるんですかね。
逆光が腹立ちますね。ここで降りたのは私以外に数人いたのですが、そのうち1人が「タクシーとか止まってないんだねぇ…」と。それもしかして隣の市川大門で降りるんじゃないのと思いました。結局流しのタクシーを待っている感じでした。
そして歩いてその市川大門へ。
タクシーはいませんでした。
ここは駅舎が特徴的で、中には銭湯もあるらしいですが、使えるのは町民のみだそうです。窓口もありますが、直営ではないようで発売できる切符に制約がある模様。でもなぜかあずさ回数券は買えるようです。
無人駅でした。特急が停まるから有人だと思っていたんですけどね。
島式1面2線の駅でしたが、ここはなんと地下道を通っていく安全構造。そのかわりバリアフリーが犠牲になってますね。
ここで特急課金、25kmまでなら自由席特急券は320円とお値打ち価格ですね。
鰍沢口11:09→甲斐岩間11:17 ワイドビューふじかわ6号
もちろん1区間だけです。
やっぱり1面2線構内踏切駅で、無人駅です。切符の発券から回収まで車掌さんがやってくれました。この駅にはあとで戻ってきます。
歩いて落居へ。
この写真の木造の建物、待合室と見せかけてなんとトイレなんですね。待合室はその奥にあるんですけど、まあなんと開放感のあるトイレだこと。ねえ、階段上がってたら丸見えですよ。
このあたりで眠気のピークを迎えます。写真を撮っているので降りたことは確かですが、ちょうど昼時だからか次の列車を待つまでに眠気がどんどん押し寄せてきて、近くの高校から30人ぐらい下校してきた人といっしょに駅で待っていたのも覚えてはいるんですけど、立寝しかけてました。
駅からすこし歩いた食堂でエネルギー補給。トンカツ定食。
甲斐岩間13:11→下部温泉13:20 ワイドビューふじかわ8号
ここまでの駅の中で一番風情がある駅です。木造駅舎というのもそうなんですけど、駅舎横に団体客専用の改札跡があったり、あるいは閉鎖された窓口があったり、紅葉の似合う駅です。駅から橋を渡って足湯に行ったのですが、あんまりあたたかくなかったです。
こちらは秘境駅のような雰囲気の駅です。実際は駅近くに学校や石材店があるのですが、駅の端、改札の反対に行くとうまいこと木々で隠れて谷の合間の駅のような感じになります。
もう何駅目か数えてもない島式1面2線構内踏切構造でした。
ここは駅前にも住宅がある程度存在する割には特急が通過する不憫な駅のような気がします。また、最近女子がゆるーくキャンプするアニメで駅近くが聖地認定されたようで、聖地を案内するポスターがトイレのところに貼ってありました。
電車の来るまでに先回りします。
駅名が特徴的ですよね。波高になっちゃおうかな(なっちゃえ)
駅からは中部横断自動車道の工事の様子が見えました。とりあえず身延まで伸ばすんでしょう。
駅舎が無い…
待合室も無く、あるのは屋根と椅子だけ。しかも日没も近く冷えてきてるので予定を変更して身延まで歩くことにします。歩道こそなかったものの比較的歩きやすい道でした。道中タヌキを見かけました。
身延
身延山久遠寺の玄関口ですね。ある意味宗教都市か?ここはさすがに直営の有人駅で、やれ浜松だの名古屋だの長距離の切符を買う人もすくなからずいました。ここで私も特急に乗ります。
もちろん1区間です。しかも内船は真っ暗です。三脚は無いのでこういう写真しか無理なんです。
ここで真っ暗になるのは想定内で、この日はここで全駅利用を終了。後続の普通で富士まで向かい、さわやかを食べてからホテルで一泊しました。さすがに連泊でネカフェは精神が擦り減るのでホテルです…