JRの乗りつぶしを終えて初めての旅行に行った。行先は京都鉄道博物館。当日の昼に行こうと決め、そのままバスの空席を調べていた。僕の場合はトイレ付きの夜行バスが絶対条件なので、いくら安くて空いていてもトイレ無しはパス、結果空いていたのが横浜からの青春ドリーム(4列)と、東京駅からのドリームルリエ(2列)
そして青春ドリームを選んだ私は、そのまま京都へと向かった。
続きを読む2017年12月1日、乗りつぶしという記事を書いた。
ここには乗ってない路線として、以下の各線をあげた
・山田線:全線157.5km
・八戸線:全線64.9km
・田沢湖線:秋田~角館58.8km
・大糸線:全線105.4km
・武豊線:全線19.3km
・木次線:全線81.9km
この後、伯備線と木次線は年内に、七尾線と武豊線は1月に、上越線と大糸線、八戸線と津軽線と田沢湖線、山田線は2月に乗車した。
そして2018年3月10日、可部線も完乗し、JR全線を完乗した。(ただし大糸線・常磐線・只見線・日高本線・山田線・根室本線は一部代行バスあるいは並行バス利用)
これは即ち、10年間をかけてきた一番の趣味が終わってしまったということである。
正直、達成感よりも、何か心に穴が開いてしまったような気がする。かつての宮脇氏も国鉄完乗後は時刻表の購入を怠るなど虚無感に近いものを感じたと自著にて語っているが、それに近い。
しかし、乗りつぶしをしなければならないという一種の強迫観念から解き放たれたということは、これからはもうすこしセカセカしないような旅行ができるのだろうか…?
山賊、それは広島市民が免許を交付されて、真っ先に行く場所なんです。広島市内を夕方に出発し、国道2号線をずっと西に行くのです。高速で行くのはタブーで、かならず一般道で行くのがいいんです。地御前の先でバイパスが終わり、宮島口の渋滞にはまり、大竹の工業地帯を横目に見てると、山口県の岩国につくのです。
岩国を過ぎると錦川に並行して道路が続いていきます。このまままっすぐ行くと美川ムーバレーという岩国のもう一つの名所まで行ってしまうのですが、その手前で川から離れて山道を進んでいきます。20時をまわるともう外は真っ暗、点々と集落があるほかはコンビニですら無いような片側一車線の国道を登っていくのです。
そして峠のサミットを越え暗闇を降りていく途中、はるか遠くから光が見えてきます。そしてその光はだんだんと強くなり、まるで異世界のような景色が目の前に現れるのです。
それが山賊です。正確な名前は、「いろり山賊 玖珂店」と言います、玖珂店とあるように、他にも2店舗存在するんですけど、ほとんどの人は山賊=玖珂店と認識していると思ってもおかしくないんじゃないかなと思います。。
ではこの山賊というのは一体何なんでしょう、料亭であり、森であり、沢であり、神社であり、キャンプなのです。何を言っているのかわからないと思う割れるかもしれませんが、これが山賊です。詳しく解剖するために、食事の過程から説明しましょう。
山賊には3つあります。いろり山賊、竈、桃李庵の3つです。ここでは一番メジャーないろり山賊について説明します。
まず、店に入る前に行わなければならないのが、注文です。上の写真の奥のほうに進んでいくと窓口があり、ここで先に注文と支払いを済ませます。週末にはここで1時間消えます。山賊焼きと、山賊むすび、山賊うどんあたりがメジャーなものですね。
注文をすると、レシートを受けとります。そのまま店内に入っていくと目の前にいろりが現れ、調理をしている様子が見れます。その店内でそのまま食事をすることもできますが、そのまま店内を突き抜けて外に出るのが一番です。
外に行くと、野外にテーブルが置いてあり、空いているすきな席に座ることができます。冬場は炬燵になっているので外でも十分あったかいのです。席についたのち、適当に店員を捕まえてレシートを渡します。
ここから料理ができるまでは、適当に周囲を散策しましょう。沢に降りるのもよし、神社に行くのもよし、ラムネを買って飲むのもよし、凄いトイレに行くのもよし。
そして料理が出て、実食です。ここまでで2時間以上たっていることがありますが、安心してください。いろり山賊は夜3時までやってます。
そして一通り食べた後は、おみやげでも物色して夜道を広島へと帰るのです…
いかがでしたでしょうか。これが僕がさんざんアピールしてる山賊の招待です。アウトドア大自然料理が気軽に食べられる経験は滅多にできません。しかしアクセスが悪いため車利用になってしまい、みんなで酒を飲むことができないのは残念な所。バスは1日5往復。もちろん夕方でおしまい。
とりあえず、行ってみて。
突然ですが、貴方は海派ですか?それとも山派ですか?
僕は海派です。というのも、海と山だと、海の方が身近な気がするからですね。
広島のデルタ地区に住んでいると、確かに山は遠目に見えるんですが、山登りをするとうよりかは、例えばかるが浜とか江田島とかで海水浴したり、あるいは漁港とかで釣りとかに連れてってもらったりと山よりは身近な存在でした。そして、市内を流れる6本の川も、潮の満ち引きの関係上実質的に汽水だったり、あるいは霧の日には遠いところから船の汽笛が聞こえてきたりと、なにかと海の方が近い生活でした。
それに引き換え、山だと登山とかは基本的に車ですし、徒歩で上ったとなると比治山ぐらいしか思い浮かびません。いや、本当に。小学校の遠足で比治山6回上ったなーぐらいの感覚です。
それでも、広島に一番先に雪を教えてくれるのは山でした。市内から見ると3方向に山が存在します。その中でも北東方面の山は山陰山地に近いこともあり、一番雪を被る可能性が高かったのです。なので、たまーに見てて雪が積もってるのを見ると、「おー」って思ったりしました。
しかし恥ずかしながら、広島にいるときには地平線を見ることはほとんど無かったのです。3方向を山に囲まれているのみならず、残った1方向は海…水平線は見ることができても地平線は見れなかったのですね。
そしてまあ、関東に来て無事に地平線を見ることになるのです。
しかし、関東に来て井の頭線に乗った時でしょうか。どことなく違和感を感じたのです。井の頭線の下北沢の手前、池の上からちょうど駅に向けて上り坂があります。そこで海側に目を向けると、遠いところに三軒茶屋のキャロットタワーっていうビルが見えるんですね。その他にもいくつかビルが遠景に見えて、そこまでずーっと住宅が続いているんですけど、その時に、なにか足りないなーと違和感を持ったのです。
もちろん、井の頭線だけではありませんでした。東横線の自由が丘あたりとか、京成の青砥あたりとかでも似たような違和感を感じました。
そしてそれは、遠景に山が無いことによるものだと気づきました。
周りに山があるという一種の圧迫感を、無意識のうちに当然だと思いこんでいて何もない関東平野の解放感に違和感を覚えてしまったのです。
逆にこれを普通だと思ってる人だと、広島の遠景に違和感を覚えるのかもしれません。
そう考えると、僕もある意味山派かもしれないですね。
乗りつぶしが佳境であることは昔述べたとおりである。それに加え、あやふやだった降りつぶしのルールを定めましたよという話。
今回定めたルールはこれ
①列車で来訪、あるいは列車で去ることが必要である
②駅舎あるいは駅施設を最低1枚は撮影する
③駅名標あるいはそれに準ずるものを撮影する
④駅舎や駅施設からなるべく外に出ることが必要である
⑤既に利用した駅で、この条件を満たさないものはなるべく満たすように努力する必要がある
文字にするのは今が初めてなんですけど、大枠はこういうルール
①は、来るか去るか少なくともどっちかは列車に乗ろうという話で、車で来て車で去るのはダメだよという話
②は、何かしら駅の様子を記録することが必要だよという話。実は今まではしてなかった駅もある
③は、②と同じ。素材にもなるし、抑えておきたい。
④これは、駅の中だけに留まるのはだめだから、少なくとも駅前広場には出ようやという話。海芝浦とかのように無理な所は無理だけど。
⑤は、今までの駅で条件を満たさなかったら、無効にはならないけど、なるべく条件をそろえてねという話。今まで降りた駅で写真が全くなかったら利用はしたことになってるけど、駅名標と駅舎の画像撮ってねという話。この時は、別に車で来て車で去ってもいいし、車内から駅名標だけ撮って降りないのもOK。
この新ルールをこの1月13日、はじめて適用しまして、主に京王のフリーきっぷを買って降りてました。
久我山→三鷹台→井の頭公園→富士見ヶ丘→高井戸→→芦花公園→千歳烏山→調布→狭間→山田→京王片倉→長沼→南平→平山城址公園→高幡不動→百草園→中川原→聖蹟桜ヶ丘→分倍河原→府中→武蔵野台→多磨霊園→西調布→飛田給→国領→布田(ここで力尽きる)
今回は、今悪い意味で話題のリニアについて話してみようと思います。
概説すると、リニアはとりあえず品川~名古屋での開業を目指していますが、中間駅は出札窓口がなく、駅で切符を買うことができないという計画になっています。理由は定員管理を厳密に行い、全席指定席とするため、とのこと。おそらく1時間に1本程度と見込まれるため、まあこれでいいと判断したんでしょう。品川と名古屋の駅はさすがに多くの人が利用して、かつ列車本数も多いことからトラブル対応を含めて出札扱いも行われるとは思われます。直行便ばっかりになるんじゃないかな…
で、ここで問題になってくるのは他の鉄道線との乗換の話。
全席指定席で定員管理を厳密に行う(定員以上の乗車が許されていない)乗り物としては、高速バスと飛行機があります。これらの乗り物は基本的に1乗車ごとに運賃がかかります。一部乗り継ぎ割引が存在するものもありますが、それは2乗車の運賃から割り引いたものです。
一方、既存の鉄道の多くは距離制の運賃になっています。A駅-B駅-C駅と存在する場合、A→Cと直行しても、A→B B→Cと2本の列車に乗っても、原則として運賃は同じわけです。
もちろん、リニアは当面は名古屋止まりです。需要の多くは東京←→大阪でしょうから、ここで乗り継ぎの扱いをどうするか考えないといけないわけです。JR東海は品川~名古屋でのぞみ料金+700円程度としていますが、もし完全にリニアと新幹線の運賃体系が別だと、東京~大阪は単純合算で割高になるはずです。
そして、中間駅での他の路線との乗り換えも考えなければなりません。長野県・岐阜県駅では自社の路線と接続する可能性が高いです。東京直行という営業を大々的に行うためには料金の割高さを減らさなければなりません。長野県駅付近からは4000円で東京直行のバスがたくさん出てますからね。
完全に出札窓口を廃止したい一方、在来・新幹線との乗換を考えなければいけない、ここで私はリニアがQRコード乗車券になるのではないかと思います。
まず乗車券、普通の磁気券ですが、どこかしらにQRコードが印字されるようになると思います。それ以外は普通の乗車券と同じですが、QRを乗車券・特急券の2回タッチするのは現実的ではないため、リニア区間は乗車券と指定券を包括して出す必要があると思います。例えば「都区内→岐阜(リニア12月27日12時00分発品川→名古屋)」のようになります。もちろん在来線・新幹線では磁気券として利用し、リニアではQR券として利用します。
次に駅側の施設。リニア向けの改札機はQRとICカードのみの改札とします。これにより従来の磁気対応自動改札機で生じうる券詰まりや回収きっぷの取り出しなどが不要となります。先述のように特急券まで紐づけされているので、同じ切符を同じ区間で2度使うこともできません。EXサービスの利用者はそのままタッチ、乗車券の利用者はQR部分にかざすことで改札通過判定を行います。現在の新幹線と似た感じですね。もちろん利用明細も出てくると思います。
中間駅では切符売り場が存在しないということですが、現在の東京駅でも、EXサービスの受け取り機は切符売り場外に設置されているものがあり、これであれば設置することができると思います。全く切符を持ってない利用者でも、クレジットカードであればその受け取り機で購入し、自前のICカードに記録を書きこみ、あるいは磁気乗車券の印字を行います。現金収受を行わず、あるとしてもロール切れぐらいであろうから、専門ではない駅施設管理分の人材で回すことができると考えられます。
品川と名古屋の乗り換え改札ではどちらかの乗車券の場合磁気あるいはQRで通過判定しなければなりません。在来・新幹線の利用のためには磁気の入出場記録の書きこみが必要ですから、ここは磁気改札が導入されることとなります。ここで、磁気にも記録されているリニアの情報を読取り、端末に送るわけですね。これは東北新幹線で今やってることですね。中間駅での乗り換えは改札外でしょう。
ねむいんでここでおわります