新しい風に乗って

駅を訪問したり保存車を訪問したりする方のブログです。

202305GW訪欧記①:シンガポール経由でロンドン。長時間フライト

2023年のGW、ついにヨーロッパに行くことができた。

 

4月28日の金曜日。せせこさと仕事を終わりにしたぼくはその足で1時間以上をかけてはるばる遠い関西空港に向かった。そしてオンラインチェックインを済ませ、かつ預けるほどの荷物が無いにももかかわらず”紙の搭乗券が欲しい”という一心で列に並んでいた。前回と違い、この日のカウンターの列は明らかに日本人が多かった。さすがGW直前の金曜日だ。

 

 

前回と同じく、2枚の搭乗券。そして2000円分のミールクーポンを貰った。まいどおおきに食堂でたらふく食った後に、2か月ぶり本年3度目の出国をした。

 

24時間の移動

関西空港シンガポールチャンギ空港 シンガポール航空623便 B787-10 9V-SCF

本年3回の海外旅行、その全てにお世話になっているシンガポール航空の深夜便だ。1回目と2回目はマイレージで乗ったが、今回は所定の運賃を払って乗ることになる。この日はシンガポールからの便が遅れた影響で出発が30分程度遅れた。そのせいで搭乗待合室で水とパンが1個配られた。世の中には座席指定が有料の航空会社をLCCだと嘲笑するみっともないオタクもいるらしいが、やはり、このシンガポール航空はフルサービスキャリアである。満腹にもかかわらず、貰えるものは貰うの主義で貰って食べてしまった。

ただ、このシンガポールから関空につく便は帰路で乗る予定で、それが遅れるとなると帰国時に関空から無事に帰宅できるのかという不安もすこしあった。

 

23時50分ごろに搭乗。6時間程度の夜行便なのでいつも通り窓側を陣取った。隣はインドネシア系?の夫婦だった。沖縄上空を通過した頃合いで機内食が提供され、食べ終わってしまえばあとはもう機内ですることはなく、熟睡…

 

6時前のチャンギに放り出された。次の飛行機の搭乗ゲートが開くまで2時間。長すぎず、短すぎず、ラウンジにもよれるちょうどいい塩梅だ。ここは先の便の遅れがうまい方向に働いてくれた。

いつもチャンギで目にする豪華絢爛なコーヒーショップ。この日も盛況だった。

チャンギ空港は乗り継ぎの利便性に特化した空港で、かつ国際線しか就航していない(国内線の就航のしようがない)空港だ。普通の乗り継ぎの場合、降機→乗継保安検査→出発ロビー→搭乗という順番になるが、ここでは降機→出発ロビー→保安検査→搭乗いう手順になり、搭乗1時間ぐらい前から保安検査が実施される。ロンドン行きは1時間以上前から保安検査が始まった。ここで水が没収されるので飲み干す必要がある(保安検査の先にしっかり給水機が用意されている)

 

シンガポールチャンギ空港→ロンドン・ヒースロー空港 シンガポール航空308便 A380-800 9V-SKW

乗り込んだ飛行機ではないが、同じ型式。なんと、総2階建てのエアバスA380に乗ることになった。うれしい。A380自体に乗るのは2回目、それにしてもでかい。

SUITE、FIRST、乗りたいね~~~~ということで乗らずにエコノミー席で13時間のフライトだ。あーあ、貧民にはこれぐらいしかできない。

 

ちなみにこの時点でSIMカードをヨーロッパで使用するものに差し替えていた。シンガポールでもローミングできるみたいで、さっそくあやかることができた。

機内に乗り込み、隣の2人はグレートサイズの姉ちゃん。機体も客もでかいんだ。たくさん客を詰め込んで、離陸。空に飛んでびっくり、ぜんぜんエンジンの音がせず、静かと評されるA350や直前に乗ったB787なんかよりも全然静か。窓側と通路側という差異をもってしてもこの静寂性に酔いしれてしまった。日本の国内線でも就航してほしい。

 

離陸してからは基本的に暇な時間。機内食を平らげた後はタイタニックをフルで見たり、また機内食を食べたり、トイレのついでに屈伸してエコノミー症候群対策したり、ギャレーで珍妙な英語でCan I have a water?とか言ってみたり、文字書きを進めたり、仮眠してみたり、

 

ええ、耐えきれずに課金してインターネットに手を出しましたとも。もうすこし文字書きを進めればよかったのに、ね…

 

 

そして長い長いフライトが終わった。ロンドン、ヒースロー空港。アドレナリンが止まらなくなりそうだった。

改めて見てもでかい飛行機だった。スイート、ファースト、ビジネスの各クラスは2階(アッパーデッキ)にあるが、プレミアムエコノミー・エコノミーの貧民のフロアに降りることが無く直接機外に出ることができる。ちなみにこの特別なボーディングブリッジはもちろん拠点側のシンガポールでも同じ対応をしているし、基本的にA380を飛ばしている所では備わっていることが多い。日本でも、成田と羽田、そして関西で設置がされているらしい。成田はANAエミレーツが定期で飛ばしているが、関西は機材変更で時折に飛んでくる程度、羽田に至っては現状出禁になっているようだ。

コロンビアの航空会社、アビアンカの飛行機が出迎えてくれた。日本への路線はなく、地理的に離れていることもあり不定期でもなかなか飛来してこない会社の一つ。このほか、日本にはかろうじて飛来してくるものの成田に夜間という難易度の高いエチオピア航空も明るい時間に見れた。この時点でだいぶテンションが高かった。

そして写真の左奥に見えるブリティッシュエアウェイズの機体、コンコルド、あの音速を越えて飛んだコンコルド。遠目で見れただけでも満足だった。

 

10分以上あるかされてようやくイミグレーション。日本のパスポートは自動化ゲートを通ることができるが、日本国民に限らずシンガポール国民やオーストラリア国民も自動化ゲートを通行可能、さらに巨大サイズの飛行機、ということは同じ飛行機の人間が大勢自動化ゲートを使うわけで、待ち時間的には普通のレーンとの差異はほとんどない感じがした。ただ、イギリスは肝心の入国審査の質問がめんどいらしく、それをスルーできる恩恵が非常にでかい。スタンプは貰えないが、仕方がない。

 

無事に入国後、デポジットで現金がいると言われていたがゆえに現金を100ポンド用意し、外へ。この人間はリュックサックに全ての荷物を突っ込んでいたおかげで預け入れ荷物を受け取る必要が無いのだ。

振り返ってターミナル2を撮影。謎のオブジェクトがいい味を出している。このターミナルはクイーンズ・ターミナルというらしい。イギリスでクイーンといえばもちろんあのお方。昨年まで約70年間にわたって女王であり続けた、エリザベス2世女王のことだ。

 

ただロンドンについたとはいえ、今はまだ空港の敷地内にいるに過ぎない。とりあえずはCBD、いわゆる市内中心部に出ないと話にならない。

英国が好きなフォロワーのアイコンみたいなロゴマークが晒し者のように高々と掲げられているのを見て、イギリスを実感した。

 

続き

setoutivrm.hatenablog.com

 

【教訓】

・通路側をとるなら真ん中の列の通路側をとるといい(3-4-3だと隣一人だけ気にすればいい)

・撮って出しの写真をそのままアップロードしているため、はてなブログ今月のファイル利用量を大きく食いつぶしている。連載中に画像サイズが小さくなったらそういうことだと思ってほしい。