新しい風に乗って

駅を訪問したり保存車を訪問したりする方のブログです。

ネタを盛り下車を作りたいならダジャレを毎日考えろ

途中下車の動画は、大きく分けると2つの方向性があります。

・かっこよくするか

・ネタを盛るか

まあこの2つでだいたい納得してくれるんじゃないかなあと思います。納得しろ。

 

前者は近年メジャーになってますね。図形を重ねたり色を使ったり、あるいは強いフォントを使ったりで、それこそほとんど写真を使わないようなのだってあります。

後者は黎明期に一般的でした。これは当時の編集機材が弱かった(ニコニコムービーメーカーって覚えてます?)ということも要因だと思います。2011年ぐらいにそこそこ軽量で作れる(と思われる)Vegasの風が吹いて、その数年後にAviUtlが(満足するスペックを満たしたパソコンが普及して)覚醒したあたりで、かっこよさを追求する動画が増えたような気がします。最近になって懐古的にちょくちょく見られるようになりましたね。

ここで、下車の動画って言うのは基本的にかっこいいものもネタのものも音声ありきだと思うんです。

そもそも大昔には動画を作らず音声のみでニコニコに投げている作品だってありますし、今でこそSoundCloudには音だけのものがゴロゴロ転がっています。これはつまり、音さえできてれば動画の有無にかかわらず下車動画だということができるんです。逆に動画が先に出来ていると考えてみたらどうでしょう。音声が原曲そのままだったとして動画を見た状態ですね。これで成立してたらそれは下車動画と呼べるでしょうか?それは鉄道PVだと思うんです。それこそかっこいい動画なんか特にそうだと思います。

つまり、下車動画の本質は音声にあるわけです。動画は所詮音声のおまけにすぎないのです。

 

で、下車動画を作るにあたってなんですけれども、かっこいい動画については僕は門外漢なんで、それこそ他の人のブログを漁ったら作り方とか技法とかごまんと出てくるんじゃないかなあと思います。

僕はネタ盛りの方の動画のほうで、どうやってネタを考えてるかについて紹介したいなあと思います。

 

 

 

 ネタ盛り下車を作るにあたって一番肝心なのは、やっぱりネタを盛ることだと思います。

下車動画のネタとして思いつくもの、どんなものがあるでしょう。とりあえずひととおりグループ分けしてみました。音合わせに関しては昔から今まで普遍的に行われており分類のしようがないので無視します。

①空耳タイプ

②嘘列車タイプ

③中の人タイプ

④理不尽タイプ

それぞれ見ていきましょう。

 

①空耳タイプ

例:ドアラJR東日本は大変な放送を流していきました)

これはもう有名ですね。ドアラしばきます。形態としては近年の(難聴)も近いものに思われます。

ただ、このタイプを意識的に使うというのは難しいです。空耳というのは基本的に製作者が意図していないものでコメントとして改めて発覚するようなもので、実際先述のドアラについても最初の静止画でコメントによって空耳が発見され、それが動画に反映された(JR東日本は大変な~は音と動画の作者が別ですからね)のではないかなあと思っています。

 

②嘘列車タイプ

例:いな本海(青森駅は大変な放送を流していきましたほか)

これも有名ですね。臨時寝台普通列車。今は青森駅に限らずどの駅でも「臨時」「寝台」「普通列車」の3種類のパーツを手に入れるのが難しいと思います。これは①に比べてある程度パーツがそろっていれば容易に作れるのではないかなあと思います。特急や急行、快速といったありがちな種別を組み合わせるのもよし、変な種別にするもよし、過去にあった列車にするもよし。

 

③中の人タイプ

例:甘ったるい河内小阪(途中下車・出来・ナイツほか)

中の人のサンプル音声をそのまま拝借したり、あるいは同じ人が担当してる放送をそれぞれ組み合わせたりする奴ですね。特に後者は②に近いものもあります。普通の駅構内放送ではまず聞けないような音声を手に入れることができますが、一方で声の質が駅とサンプルで全く違ったり、逆に使いどころに困ったりします。あとたまに権利者削除されます。

 

④理不尽タイプ

例:いろいろ

動画の途中にいきなりホモビ突っ込んだり爆破したり途中からソ連国歌が始まったりと、割と下車と全く関係ない物を突っ込んで笑いをとりに行くタイプですね。これは塩梅が難しいもので、中途半端に突っ込んでもあまりウケないけれど、逆に入れすぎても寒いだけでウケないんですよね。

 

 

で、これらの4タイプに分類したネタ、空耳以外の3種類はその気になれば自分の頭でたくさん思いつくことはできると思います。でも、この思いついたたくさんのネタをどうやって上手く動画に落としこんでいくかというのが重要なわけです。この繋がりをスムーズにするのは、結局のところ連想ゲームなのです。

連想ゲーム、つまりマジカルバナナですね。バナナといったら黄色、黄色といったら…とどんどん繋げていく奴ですが、こんな感じで分かりやすいつながりを提示することでネタを上手く組み込めるわけです。

 

忘年会合作だと「アストラムラインの形が?マークみたい→ソ連の鎌に似てる→じゃあ可部線は鎚だ→交わらせよう」といった感じでネタを作って動画に落としこんだのです。

 

でも、連想ゲームも難しい。そういう時は簡単なダジャレから始めるのです。「停車駅は菊名」だって「さくや夙川」だって本質的にはダジャレみたいなもんです。

 

だからくだらないダジャレをインターネットに垂らしておくと下車のネタが増えるかもしれない。毎日考えろ。高垣楓になれ。