新しい風に乗って

駅を訪問したり保存車を訪問したりする方のブログです。

津軽海峡夏景色

setoutivrm.hatenablog.com

前回からの続きです。

 

青森市内の宿で一泊し、早朝の青森駅へ。数年前にはまなすで降り立った時間帯の青森駅は、その賑わいもどこへやら、閑散としていました。

f:id:setoutivrm:20180729055745j:plain

なんかモヤかかってるけど気にするな。

そして津軽線の始発に乗り、北上します。

 

三厩

f:id:setoutivrm:20180729074855j:plain

ここに来たのは約半年ぶり、2月の訪問で雪の中だった前回のほうがもの淋しさが強かったです。そして雪国の駅は夏と冬で二つの顔を見せてくれるので好きです。

 

ここからは外ヶ浜町循環バスに乗りさらに北上をします。コミュニティバスよりもさらに需要の少ないところ、白ナンバー自治体が運行しているいわゆる80条バスで、国道339号線に沿って行きます。事前情報では知らなかったのですが、どうやら全区間でフリー乗降だったようです。バス停はあくまでも通過時間の目安としての存在なのでしょうか。

 

30分ほどかけて目的地にやってきました。

 

f:id:setoutivrm:20180729083646j:plain

青函トンネル体験坑道。ケーブルカーですが、これも立派な鉄道路線です。青函トンネル記念館に併設されており、先のバスがちょうど開店凸できる時間帯に寄るので利用しました。というより、青森からの接続を考えるとこれしか方法がなかったです。

記念館で入館券と乗車券のセットを購入し、この日の一番列車に。

f:id:setoutivrm:20180729085634j:plain

日本では2両が交互に走行する釣瓶式ケーブルカーが主流ですが、ここはこの1両が地上側のウィンチで巻き上げられる単純な構造をしています。

f:id:setoutivrm:20180729085650j:plain

車両に乗りこむとこの奥に見えるゲートが開き、地下深くへと降りていきます。気圧の関係で閉じている状況でも風切り音がすごく、炭鉱とかその類の工場見学をしているような感覚になります。

 

体験坑道駅

f:id:setoutivrm:20180729090950j:plain

思った以上にケーブルカーが速く驚きましたが、到着。青函トンネルと同じレベルの高さです。ここでは同乗した記念館のスタッフさんが見学ルートを案内してくれます。道中、ケーブルカーの本線から分岐してきたと思われる錆びた軌道や、しみ込んできた海水を用いた水槽などが置いてあります。

f:id:setoutivrm:20180729091238j:plain

ここで自動放送で10分程度の説明が行われます。建設時の人車や排水ポンプ、ドリルなどが展示されており、反響する効果音と共に建設の歴史を聞くことができます。

 

f:id:setoutivrm:20180729092459j:plain

見学コースのおしまいのところに来ました。ここから400mほど歩くと青函トンネル本坑竜飛定点、旧竜飛海底駅に到達するそうです。昔は竜飛海底駅見学ができたり、あるいは特急に乗ってここにきて、地上までケーブルを往復して特急に乗って帰るプランもあったんだとか。

 

そして1周するルートで体験坑道駅へ戻り、地上へのケーブルカーで生還。

記念館を見学し、近くの竜飛岬へと向かおうとして記念館を出て500mほど歩いたあたりでただならぬ気配。自分自身の周りに飛ぶそこそこおおきな蜂が2匹。止まっても、歩いて遠くまで行っても纏わりついてきて危ないのでいったん記念館に戻り、蜂対策をしました。徒歩で来るところじゃねぇ。

とりあえず、応急的に白系の上着を着て、白いタオルを頭からかぶって歩いたらさっきとは打って変わって絡まれませんでした。いやはやびっくり。

20分ほど歩いて竜飛岬。石川さゆりの記念碑は思った以上にやかましいので一度ボタンを押すことをお勧めします。

f:id:setoutivrm:20180729102847j:plain

ごらんこれが竜飛岬北の外れと。

f:id:setoutivrm:20180729104156j:plain

階段国道。ここを降りて漁港に行き、帰りのバスに乗って三厩に戻り、そこから津軽線で折り返します。

 

津軽二股

f:id:setoutivrm:20180729131928j:plain

ここも半年ぶりですね。前回は三厩からここまでバスで先回りしました。

今回は写真すぐ左の道の駅で昼食をとることにしました。この焼肉定食がリーズナブルな価格の割においしい肉でした。

そしてすぐそばの奥津軽いまべつ駅で明日に使う切符を補充。駅前の弘南バスに乗ってワープします。

 

津軽中里

f:id:setoutivrm:20180729144542j:plain

起きたら駅につく2分ぐらい前でした。そして調べていたダイヤよりすこし時間がずれていたので、ここで40分ほど時間つぶし。駅舎と同居している施設は開いていませんでした。

 

ここから津軽鉄道に乗り五所川原へ、さらに五能線で川部へ。どうやら五所川原の接続を五能線に合わせたようで、それで五所川原で下車をすることもなくそのまま乗り換えざるを得ませんでした。

 

川部

f:id:setoutivrm:20180729172134j:plain

ちょうど窓口を占める時間だったらしく、窓口が閉まったと同時に駅の発車案内LEDも落ちました。うーんこの

 

乗り継いで青森方面の快速へ。

 

津軽新庄

f:id:setoutivrm:20180729181632j:plain

新幹線ができたおかげでシャトル列車の始発・終着として発展したイメージがありましたが、駅舎はそんな様子もなく佇んでいました。一応駅の裏に高規格道路があったり、すぐ新青森側の橋のデザイン性が高くて、決して発展してないというわけではないんだと思っています。

この日はここでおしまい。朝に出発した青森駅へ戻り、フォロワーのオタクから教えてもらった味噌カレー牛乳ラーメンという謎のラーメンを食べ、まちなか温泉で入浴し、そのまま歩いて津軽海峡フェリーの乗り場へと向かったのでした…