JRの乗りつぶしを終えて初めての旅行に行った。行先は京都鉄道博物館。当日の昼に行こうと決め、そのままバスの空席を調べていた。僕の場合はトイレ付きの夜行バスが絶対条件なので、いくら安くて空いていてもトイレ無しはパス、結果空いていたのが横浜からの青春ドリーム(4列)と、東京駅からのドリームルリエ(2列)
そして青春ドリームを選んだ私は、そのまま京都へと向かった。
朝、京都駅についた。当然7時台であり博物館など開いているはずもない。せっかくなので東へ向かい京阪の大津線系統を見に行くことにした。
大きな電車が路面を堂々と走行する風景は広島には無い。一応宮島線と市内線を直通させるときに宮島線車両が市内に乗りいれる案もあったのだが、実際は周知の通りである。この景色はいつ見ても衝撃を受ける。
こちらは専用軌道が多くほとんど路面を走らないものの、それでも現実的なサイズの路面電車である。こちらもしばし見物した。
そのまま四条大宮へ向かい、バスで南下。ちょうどいい時間に博物館についた。
10時。京都鉄道博物館に入場し私はすぐにあの車両のところへと向かった。
マイテ49 2
戦前の一等展望車である。
この展示スペースは営業線と繋がっており、本線の車両がそのまま入ることができる、そのためこのマイテ49 2も車籍を残したまま展示を行うことができる。
今回、この車両が公開されるという情報を知り、そのためだけに京都に来た。小さい頃、このマイテはSLやまぐち号に増結されることがあったほか、同じく京都鉄道博物館に保存されているEF58 150に牽引され何かしらのイベント列車として運転されていた。そのEF58 150(イゴマル)に牽引されてるマイテを広島駅で見送りに行ったような記憶があり、今回はそれ以来ということになる。
3軸ボギー台車も確認。当時の一等車のステータスであったともいえる。
その後様々な展示を見学し、もう一度戻ってきたときにはマイテは既に人ごみに紛れていた。こんなに誰もいないような状態で撮影することはできなくなっていた。