新しい風に乗って

駅を訪問したり保存車を訪問したりする方のブログです。

リニア

今回は、今悪い意味で話題のリニアについて話してみようと思います。

 

概説すると、リニアはとりあえず品川~名古屋での開業を目指していますが、中間駅は出札窓口がなく、駅で切符を買うことができないという計画になっています。理由は定員管理を厳密に行い、全席指定席とするため、とのこと。おそらく1時間に1本程度と見込まれるため、まあこれでいいと判断したんでしょう。品川と名古屋の駅はさすがに多くの人が利用して、かつ列車本数も多いことからトラブル対応を含めて出札扱いも行われるとは思われます。直行便ばっかりになるんじゃないかな…

 

 

で、ここで問題になってくるのは他の鉄道線との乗換の話。

全席指定席で定員管理を厳密に行う(定員以上の乗車が許されていない)乗り物としては、高速バスと飛行機があります。これらの乗り物は基本的に1乗車ごとに運賃がかかります。一部乗り継ぎ割引が存在するものもありますが、それは2乗車の運賃から割り引いたものです。

一方、既存の鉄道の多くは距離制の運賃になっています。A駅-B駅-C駅と存在する場合、A→Cと直行しても、A→B B→Cと2本の列車に乗っても、原則として運賃は同じわけです。

 

もちろん、リニアは当面は名古屋止まりです。需要の多くは東京←→大阪でしょうから、ここで乗り継ぎの扱いをどうするか考えないといけないわけです。JR東海は品川~名古屋でのぞみ料金+700円程度としていますが、もし完全にリニアと新幹線の運賃体系が別だと、東京~大阪は単純合算で割高になるはずです。

そして、中間駅での他の路線との乗り換えも考えなければなりません。長野県・岐阜県駅では自社の路線と接続する可能性が高いです。東京直行という営業を大々的に行うためには料金の割高さを減らさなければなりません。長野県駅付近からは4000円で東京直行のバスがたくさん出てますからね。

 

完全に出札窓口を廃止したい一方、在来・新幹線との乗換を考えなければいけない、ここで私はリニアがQRコード乗車券になるのではないかと思います。

 

まず乗車券、普通の磁気券ですが、どこかしらにQRコードが印字されるようになると思います。それ以外は普通の乗車券と同じですが、QRを乗車券・特急券の2回タッチするのは現実的ではないため、リニア区間は乗車券と指定券を包括して出す必要があると思います。例えば「都区内→岐阜(リニア12月27日12時00分発品川→名古屋)」のようになります。もちろん在来線・新幹線では磁気券として利用し、リニアではQR券として利用します。

 

次に駅側の施設。リニア向けの改札機はQRICカードのみの改札とします。これにより従来の磁気対応自動改札機で生じうる券詰まりや回収きっぷの取り出しなどが不要となります。先述のように特急券まで紐づけされているので、同じ切符を同じ区間で2度使うこともできません。EXサービスの利用者はそのままタッチ、乗車券の利用者はQR部分にかざすことで改札通過判定を行います。現在の新幹線と似た感じですね。もちろん利用明細も出てくると思います。

中間駅では切符売り場が存在しないということですが、現在の東京駅でも、EXサービスの受け取り機は切符売り場外に設置されているものがあり、これであれば設置することができると思います。全く切符を持ってない利用者でも、クレジットカードであればその受け取り機で購入し、自前のICカードに記録を書きこみ、あるいは磁気乗車券の印字を行います。現金収受を行わず、あるとしてもロール切れぐらいであろうから、専門ではない駅施設管理分の人材で回すことができると考えられます。

 

品川と名古屋の乗り換え改札ではどちらかの乗車券の場合磁気あるいはQRで通過判定しなければなりません。在来・新幹線の利用のためには磁気の入出場記録の書きこみが必要ですから、ここは磁気改札が導入されることとなります。ここで、磁気にも記録されているリニアの情報を読取り、端末に送るわけですね。これは東北新幹線で今やってることですね。中間駅での乗り換えは改札外でしょう。

 

 

ねむいんでここでおわります

長万部

かつて1度だけ、駅寝をしたことがある。普段はアウトドアと縁の無いような生活をしている私が、1度だけ。

2015年の8月末、急行はまなすに乗って私は渡道した。往路は自由席。当時のはまなすは自由席こそ混んでいた(特に外国人が多かった)ものの、B寝台や指定席はそこまで混んでいなかったような気がする。青森を23時台に出て、進行方向左の窓側、津軽線を進み新幹線の高架をくぐって青函トンネルへ。(今回から続きを読む機能を入れることにしました)

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すきな下車動画をあげるだけの投稿

あ、これ便乗する流れ?

 

すきな下車動画を垂れ流します。

 

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 あーこれすき。心の綺麗な人には動画が見えます。何を隠そう、この動画を見せられて魅せられたんですよね。

 

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あーこれすき。この刻みがたまらないのです。氷の芭蕉さん。この刻みを真似したくてすきなのです。この刻みが。

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あーこれすき。7割ぐらいは歌えます。カラオケ動画作ってくれたら歌うよ

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あーこれすき。たまに参加してることにされる。画像を1枚提供しただけ。

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あーこれすき。宗谷本線行きたい。全駅行きたい。

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あーこれすき。この人国鉄ばっかり作ってて好き。

 

実際好きな動画はたくさんあってここで書きまくると多分1000動画ぐらいになってしまうので、ここで取り上げたのは一部です。

 

A340の悪夢

A340という言葉を知っているだろうか?

 

航空を少しかじったことのある人であればすぐに察するであろう。これはエアバス社製造の航空機である。少しネットの情報を参照すると、この飛行機は長距離用の大型ワイドボディ機であり、あのジャンボジェットB747やお化けジェットとも呼ばれるA380のように4発機である。B747A380が2階建てであることを考えるとこのA340がいかに大型であるかがわかるであろう。主にドイツのルフトハンザ航空が運用していたものである。

このA340には大きな特徴がある。それは、貨物室部分にトイレモジュールを設置できるということである。通常、航空機の客室下部には貨物室が備えられており、空港でコンテナがリフトアップされて機体に格納される姿を見たことのある人も多いであろう。その貨物室を一部潰し、代わりにトイレを配置することができる。これにより、本来トイレが存在するはずの客室空間を座席に充てることができ、多くの人を搭乗させることができる。

 

さて、このA340の特徴でもある地下トイレ。私にとっては悪夢のような出来事があった場所である。

 

10年ほど前、家族でイタリアに行った。この時は関西空港からドイツのフランクフルト空港で乗り換えてイタリアへと向かう計画であり、その時の関空~フランクフルトの機材がルフトハンザのA340であったのである。

往路は特に何も起きなかった。強いて言えば、10時間以上の長距離フライトで退屈であったことと、国際線のイメージであった座席ごとのモニターが無く、代わりに機内の大型モニターがあった点が不満であった。座席ごとのモニターなら好きな物が見れるがこれでは興ざめである。結局レミーの美味しいレストラン(だっけ?)を見たのはよかったものの、アイアンマンとか他の映画が始まると興味もなく退屈になってしまった。その点を配慮してなのか、機内配布の軍艦ゲームがあるのはよかったけども。

往路を乗り越え、無事イタリア観光を済ませ、最後のフライトのフランクフルト→関空。ここで事件が起きた。

 

フライトも中盤に差し掛かったころ、往路と同じくレミーの美味しいレストラン(2回目)を見終わった頃であろうか、私はトイレに行った。その地下トイレである。

実際設備は綺麗であった。ウォシュレットがついてたかどうかは記憶にはないが、そんなにトイレ特有の汚さとかは感じられず、デパートのトイレのように手入れが行き届いていた。

事を済ませ、階段降りて右側の手前のトイレ(やっぱり鮮明ですね)から出る。あとは階段を上がり自分の席に戻るだけであった。すると、階段の上の部分に白人の女性が一人立っていた。

この階段は人が2列になって並ぶことのできるものであった。私も、単純にその女性が降りてくるだろうと思い邪魔にならない場所から登ろうとした。その時であった

 

 

 

 

 

ビチビチビチビチィィィィッツ!!!!!

 

 

 

左頬に液体が触れたような感触がした。

 

 

 

見上げてみると、これから上る階段が黄色になっているし、さっきまで立っていた女性もしゃがんで口から黄色い何かを出している。

 

 

 

そう。あろうことかその女性は階段上でリバースしてしまい、そのモノが階段で跳ねて私の左頬にタッチしていたのだ。生まれて初めてだよ。人のゲロを浴びるのは。

 

 

もちろんさっきまで入っていたトイレに戻り、紙で必死に触れたところを拭く。もう無理、気持ち悪い。

 

 

しばらくして、十分拭けたかなと思ったので個室を出て、その黄色い階段を手すりに掴まりながら必死で回避し、自分の席に戻ったのであった。

 

これがA340の私の悪夢である。ルフトハンザのA340-600が羽田から退役すると聞いて書いた。もうA340乗らない

乗りつぶし

突然だが、これを見てほしい。

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(画像は乗りつぶしオンラインを利用)

多くの人がご存知だとは思われるが、私は放送録音や撮影などよりも乗ることの方が好きなのである。世間一般ではこれを乗り鉄と言われるが、私は所謂乗り鉄撮り鉄といった○○鉄の用語が大嫌いであり、そう言われることも大嫌いである。故に”乗ることが好き”という言い回しにさせていただきたい。

そのため、11月の九州旅行では車内放送の録音はほとんどしていない。昔は見境なく録音していたものだが、現在では何かしらの閾値を超える要素が無いと録音しないのである。ちなみにただ唯一、九州旅行で録音した路線は長崎電気軌道である。路面電車であるということが動機であった。

 

話が脱線したので元に戻すが、その九州旅行でJR乗りつぶしが佳境に入ってきたのである。見にくいと思うが、JR全体で97%、残りが3%になったのである。(ただしこの97%には日高本線根室本線常磐線只見線のバス代行あるいはそれに準ずる方法で乗車した区間が含まれる)

会社別に見ると、北海道四国九州の離島3社がすべて100%、東日本が95%東海が99%西日本が96%である。

できればこれらを3年の終わる3月までに消化したいのである。来年度は忙しくなるためである。

では、残っている区間を見ていこう。図で青色の線の部分である。

津軽線:中小国~三厩24.4km

・山田線:全線157.5km

八戸線:全線64.9km

田沢湖線:秋田~角館58.8km

大糸線:全線105.4km

上越線:越後湯沢~ガーラ湯沢1.8km

武豊線:全線19.3km

七尾線:七尾~和倉温泉5.1km

伯備線備中神代伯耆大山67.6km

木次線:全線81.9km

可部線:可部~あき亀山1.6km

書き起こしてみると意外と少ないものである。

 

どうすればいいんでしょうか。

津軽線:中小国~三厩24.4km

・山田線:全線157.5km

八戸線:全線64.9km

田沢湖線:秋田~角館58.8km

この4区間はまとめて乗りたいところです。しかし、山田線は宮古~釜石が依然として不通であり、2018年度に三陸鉄道への移管が既に発表されている。そのまま残しておけば自然とJR全線完乗扱いになるが、路線が移管になって全線完乗というのは寂しいものである。ここはやはりバス代行だとしてもJR時代に乗車しておきたい。

しかし、JR東日本盛岡支社によると以下のように記述されている。

※)宮 古~松 倉:定期乗車券及び普通回数乗車券に限り、岩手県北バス及び岩手県交通バスによる振替輸送を実施中(ただし、釜石~松倉間のみご利用の場合は除く)

つまり宮古~釜石~松倉(釜石線)の部分は岩手県北バス及び岩手県交通バスに振り替え輸送を行っているものの、これは定期券あるいは回数券のみである。つまり、それ以外の18きっぷや北海道・東北パス、普通乗車券の客はバスの料金がかかるのである。この点と、八戸線三陸鉄道北リアス線を考えるとT形の移動になり効率が悪いことが厄介である。田沢湖線津軽線はなんとかなるだろう。津軽線はついでに青函トンネル記念館のケーブルも乗車しておきたい。

 

大糸線:全線105.4km

上越線:越後湯沢~ガーラ湯沢1.8km

ガーラ湯沢がこの冬の最重要課題である。理由は言わずもがな、スキーシーズンのみの営業であり気の向いたときに乗車することができないためである。越後湯沢からほくほく線とえちごトキメキ鉄道を少し乗車すると糸魚川に達するので大糸線も同時に乗車できると考えられる。大糸線内は特急列車以外に乗りたい。

 

武豊線:全線19.3km

広島に帰る度に乗ろうとしてはいつも乗れない区間である。だいたいの原因は、絶妙に悪い接続で乗車すると2時間ぐらい帰省が遅くなるためである(笑)

 

七尾線:七尾~和倉温泉5.1km

ここを乗り残しているのは不覚である。先日発覚した。

この区間は少し特殊であり、JR西日本は所有しているものの特急列車のみ運転しており、普通列車は全てのと鉄道が営業を行っているのである。片方が他方に乗り入れているのではなく、関空に見られるような共用区間である。私は今までこの区間を4度のと鉄道で利用した。つまりそれはのと鉄道でありJR西日本区間に乗車していないのである。うーん、ややこしい。

つまり、このために、しかも特急で行く必要があるのである。面倒。

 

伯備線備中神代伯耆大山67.6km

木次線:全線81.9km

広島に帰る度に乗ろうとして(ry

サンライズ出雲に乗ってそのまま降りてくれば乗車できるなと思い放置していたものの、思い立って切符を買うスタンスが当然サンライズと釣り合わないほか、木次線が運転放棄して冬眠することが怖い。調べてみると例年は1月末から冬眠らしいので年末の帰省には間に合うかもしれない。そんなこと言ってたらサンライズの1か月前を過ぎてしまった。切符取れるか?

 

可部線:可部~あき亀山1.6km

ここは最後に乗りたい。広島であることもそうだが、日本で一番新しいJR路線は日本最後に相応しいではないか。

提案:PiTaPaの可能性

今日は真面目な話。PiTaPaについての提案をしたいと思います。

 

まず、PiTaPaの他の相互利用している交通系ICカードと一番大きな違いとして、ポストペイというものがあげられます。クレジットカードとの紐づけが必要ですが、ポストペイ特有の利用回数を考慮した割引が設定されています。

 

しかし、その手続きの面倒さが災いし、スルッとKANSAIの中でも近鉄や南海、京阪などICOCAを並行して売り始める状況、そしてICOCAも特定区間での回数券に代わる割引サービスを設定しようとしてるんですよね。新たにポイントチャージ機が必要になるであろうポイント制度は考えにくいので、バス特のような、一定額乗ったらプレミア分が自動的に付与されるみたいなシステムが想像されます。

 

となると、PiTaPaっている?って話になってくるわけです。今回は、そのPiTaPaのポストペイを利用したアイデンティティの提案の話。

 

 

さて、後払い方式のカード・電子マネーで思い浮かぶのは何でしょう。私は3つ思い浮かびました。

・iD

・QuickPay

・ETC

皆さんも耳にしたことはあるでしょう。ちなみにポストペイとプリペイドだと関わってくる法律が変わってくるみたいです。前者は割賦販売法、後者は資金決済に関する法律だそうで。

 

ここからPiTaPaにフィードバックできるものが無いかを探してみたところ、1つの案を思いつきました。それが一日乗車券の電子化です。ETCには、ドライブパスという事前申し込みによる期間限定定額乗り放題制度があり、各地で展開されています。幸いにもスルッとKANSAI適用区間の私鉄には多くの割引切符が存在しており、それを活用できないかというわけです。

 

想定する利用方法としては、Webサイトで日付と対象のフリーパスを選択する。それだけ。クレジットカードとの紐づけがされているため、その場で決済する必要はりません。家でも外でも窓口が近くにない時でも好きな時に買うことができます。

次に利用するとき、これも何もする必要はなく、ただいつも通りに改札にタッチするだけです。利用履歴はきちんとサーバーに管理されます。切符相当の残高を用意する必要もなし。

最後に決済するとき、ここで利用履歴を照会し、割引対象区間の運賃をすべて0円扱いにしてしまえばいいのです。なので事前購入した割引券の料金しか引き落とされない。普通の1日券では精算機に突っ込んだり窓口に行ったりすることが必要な乗り越しも自由。メトロの出したとんでもないPASMO1日券よりもはるかに勝手がいいはずです。

 

ただ欠点があり、考えられるのは利用区間とかご案内が当日読めないことなんですよね。割引区間だと思って何度も乗ってたら乗り越し分が大量に請求された…なんてこともありえますからね。ここをなんとかしないといけないと思います。

 

まあ結局何が言いたいかって言うと、3日フリー切符をICでいいから出してくれという話。出してくれたらPiTaPa貰うんだけど…PiTaPaって年1利用が無いと手数料とられるから…